
[ 11月4日 ロイター] - ガートナーIT.Nは7日、企業が技術アップグレードやAI導入計画を評価する中、同社のITリサーチやアドバイザリーサービスに対する需要が堅調なことから、通期の業績と売上高予想を上方修正した。
コネティカット州スタンフォードに本社を置く同社の 株価は、プレマーケット取引で3.8%上昇した。
ガートナーは、通期の調整後利益を従来の1株当たり11.75ドルから12.65ドルに引き上げると予想。LSEGがまとめたデータによると、アナリストの平均予想は1株当たり12.21ドルだった。
同社は2025年の総収入を64億8000万ドルと予想し 、事前予想の64億6000万ドルを上回った。
ガートナーの調査は、その大規模なデータセットと専門分野に裏打ちされ、幅広い業界の技術計画やベンダー評価プロセスにおいて重要な位置を占めて いる。
同社のリサーチ、コンサルティング、カンファレンスの幅広いポートフォリオが需要を牽引している。ガートナーの厳格なコスト管理も 利益と 株主還元を支え、市場における同社の地位を高めている。
9月30日に終了した四半期の調整後利益は1株当たり2.76ドルで、予想の2.43ドルを上回った。ガートナーの契約総額は3%増の50億ドル。
同社最大の部門であるインサイト部門の売上高は5.1%増の 12億7000万ドルだった。第3四半期、ガートナーは財務報告を再編し、デジタル・マーケット事業からの収益をセグメントから除外した。
ガートナーの第3四半期の売上高は15億2,000万ドルで、アナリストの予想通りだった。