
[ 11月4日 ロイター] - 医療機器販売会社のヘンリー・シャインHSIC.Oは、第3四半期決算で ウォール街の予想を上回り、年間利益見通しを上方修正した。
ニューヨーク州メルビルに本社を置く同社の株価は、プレマーケット取引で8.3%上昇した。
同社は、同業他社やインビザライン・メーカーのアライン・テクノロジーALGN.Oのように、ヨーロッパでの歯科機器事業の力強い成長から利益を得ている。同社は先週、第4四半期の売上高予想を (link)、第3四半期の予想を上回った。
ヘンリー・シャインCEOのスタンリー・バーグマン氏は、「サイバー事件が完全に収束した今、販売会社は 再び成長促進に注力している」と述べた。
同社が2023年に公表したサイバーセキュリティ侵害((link))は、同社の製造・販売事業を混乱させた。
ヘンリー・シャインはまた、取締役会がKKRKKR.Nとの合意に達し、プライベート・エクイティ会社が 同社への出資比率を最大19.9%まで引き上げることを認めたと発表した。
KKRは、 (link)、12%の株式を取得し、取締役会の代表権を確保した後、1月にインデックスファンド以外の筆頭株主となった。
「バーグマンは、「KKRからの継続的な情報提供により、当社は前四半期に発表した価値創造イニシアチブの推進で順調に前進している。
同社は現在、2025年の調整後1株当たり利益を4.88ドルから4.96ドルと予想しており、前回予想の4.80ドルから4.94ドルに引き上げられた。
LSEGがまとめたデータによると、ヘンリー・シャインの四半期 売上高は33億4000万ドルで、予想の32億8000万ドルを上回った。
歯科機器部門の売上高は4.8%増の17.1億ドル、 医療機器部門の売上高は4.7%増の11.3億ドルだった。
調整後ベースの1株当たり四半期利益は1.38ドルで、アナリストの平均予想1.28ドルを上回った。