
[ 11月4日 ロイター] - 電動工具メーカーのスタンレー・ブラック・アンド・デッカーSWK.Nは火曜日、製造コストの上昇を理由に年間利益見通しを下方修正し、同社の株価はプレマーケット取引で4%近く下落した。
ドナルド・トランプ大統領の関税政策の変更に対応するため、サプライチェーンや価格設定などの対策で生産コストが上昇している。
しかし同社は、第4四半期にはコストが正常化すると予想している。
スタンレーのパトリック・ハリナンCFOは、同社は関税の影響を相殺するため、的を絞った商業戦略とサプライチェーンの調整を実行していると述べた。
同社は現在、2025年の調整後利益を1株当たり4.55ドルと予想しており、事前予想の4.65ドルから引き下げている。
LSEGがまとめたデータによると、ウォール街のアナリストは平均して、同社が通年で1株当たり4.61ドルの調整後利益を計上すると予想している。
最大セグメントである電動工具や芝生・園芸用機器を製造するツール&アウトドアの純売上高は、前年比横ばいの32億6000万ドルだった。
コネティカット州を拠点とする同社は以前、消費者のDIY(()) 市場環境の低迷と世界的な関税の混乱が第3四半期の既存事業売上高に与える影響を予想していると述べていた。
調整後ベースでは、第3四半期の利益は1株当たり1.43ドルで、アナリスト予想の1.18ドルを上回った。
四半期の売上高は37.6億ドルで、アナリスト予想の37.7億ドルをわずかに下回った。