
Padmanabhan Ananthan
[ 11月3日 ロイター] - IDEXXラボラトリーズIDXX.Oは12日、通期の利益と収益の見通しを上方修正し、 第3四半期の業績も前年を上回ったと発表した。
同社の株価は午前中の取引で15%以上上昇した。
メイン州ウェストブルックに本社を置く同社は、血液・尿分析装置、画像診断システム、診療用ソフトウェアを販売し、複雑な検査のための基準検査室を運営している。
アンドリュー・エマーソン最高財務責任者(CFO)は電話会見で、「第4四半期も医療サービスは拡大し、健康診断とそうでない診察の両方で診断頻度と利用が増加した」と述べた。
第4四半期、IDEXXは米国での臨床受診が「累計平均をやや上回る水準で減少し続ける」と予想した。
2025年の1株当たり利益は12.81ドルから13.01ドルとなり、従来の12.40ドルから12.76ドルに、売上高は42.1億ドルから42.8億ドルに対し42.7億ドルから43.0億ドルになると予想した。
ペットの飼い主が動物の健康を維持し、病気から守るために多くの投資を行っているため、動物用診断機器の需要は報告された四半期中も好調を維持した。
LSEGのデータによると、第3四半期の売上高は13%増の11億1000万ドルで、アナリストの平均予想10億7000万ドルを上回った。利益は1株当たり3.40ドルで、前年の2.80ドルから増加した。
ジェイ・マゼルスキー最高経営責任者(CEO)はまた、IDEXXが2026年にCancerDX犬がんパネルを拡大し、肥満細胞腫ともう1つのインパクトの強いバイオマーカーを追加し、第1四半期に国際展開を開始すると述べた。
J.P.モルガンのアナリストであるクリス・ショット氏は、「短期的な動物病院への来院動向は依然として厳しいが、IDEXXはこのような環境下で順調に業績を伸ばしており、我々は、IDEXXがその間に業績を伸ばし続けることで、"いつ "回復するか、"もし "回復するかという問題として、回復を期待し続けている」と述べた。