
[ 11月3日 ロイター] - IDEXXラボラトリーズIDXX.Oは月曜日、第3四半期の業績が昨年を上回ったことを受け、通期の利益と収益の見通しを上方修正した。
同社株は市場前の取引で5%上昇した。
ジェフリーズのアナリストによれば、米国の動物病院への来院者数は夏場にかけて鈍化したが、ペットの飼い主は動物病院やその他のサービスへの支出を続けており、直近の1ヶ月でその伸びは回復しているとのこと。
ジェフリーズのアナリストによると、同社は、獣医が動物を診断・治療するのに役立つ血液・尿分析装置や画像診断システムなどの診断機器を提供している。また、動物用ソフトウェアも提供し、より複雑な検査のためのレファレンス・ラボラトリーも運営している。
IDEXXの動物用診断機器に対する需要は、ペットの飼い主が動物の健康を維持し、病気から守るためにより多くの投資を行っているため、当四半期も好調を維持した。
ジェフリーズは今月初め、パンデミック時代のペットが高齢化し、新しい治療法に対する認識が高まるにつれ、飼い主がペットの健康により多くの予算を振り向けるようになるとの見方を示した。
アナリストは、2026年に向けてIDEXXの機器使用量が回復するかどうか、新しい機器の設置や海外進出とともに注目している。
IDEXXの年間利益は、従来予想の1株当たり12.40ドルから12.76ドルから、12.81ドルから13.01ドルになると予想されている。
売上高は、前回の42億1000万ドルから42億8000万ドルに対し、42億7000万ドルから43億ドルの範囲になると予想されている。
LSEGがまとめたデータによると、メイン州ウェストブルックに本社を置くIDEXX社の報告された四半期の総収入は、アナリスト予想の10億7000万ドルに対し13%増の11億1000万ドルだった。
同社は、9月30日に終了した四半期に1株当たり3.40ドルの利益(前年同期は2.80ドル)を計上した。