
[ 10月30日 ロイター] - ウェスタンデジタルWDC.Oは11日、クラウドプロバイダーがデータセンターの容量を増やす中、同社のデータストレージ製品に対する需要増に賭け、第2四半期の業績がウォール街の予想を上回ると予想した。
同社はまた、普通株に対する四半期現金配当を25%増の1株当たり0.125ドルに増額し、株価は長期取引で10%近く上昇した。
ウェスタンデジタルやシーゲイト・テクノロジーSTX.Oなどのデータストレージ・ソリューション企業は、大容量ハードディスク・ドライブの巨大な需要から利益を得ている。
クラウドプロバイダーは、AIモデルの訓練に必要な膨大なデータを保存するために、これらのデバイスに依存しているためである。
ウエスタンデジタルのアーヴィン・タン最高経営責任者(CEO)は声明で、「ウエスタンデジタルは、クラウドにおけるデータストレージの成長に牽引された旺盛な需要環境の中で、引き続き順調に業績を伸ばしている」と述べた。
LSEGがまとめたデータによると、調整後の第2四半期の売上高は29億ドル(プラスマイナス1億ドル)で、 アナリストの平均予想28億2000万ドルを上回ると 予想している。
また、第2四半期の調整後1株当たり利益は1.88ドル(プラスマイナス15セント)で、予想の1.71ドルを上回ると予測している。
ライバルのシーゲイト・テクノロジーも火曜日、同社のストレージ・デバイスに対する旺盛な需要に賭けて、 (link)、第2四半期の売上高と利益をコンセンサス予想を上回ると予想した。
ウエスタン・デジタルの第1四半期の売上高は28億2000万ドルで、予想の27億3000万ドルを上回った。
調整後ベースでは、カリフォルニア州サンノゼに本社を置く同社は第1四半期に1株当たり1.78ドル(予想1.58ドル)を稼いだ。