
[ 10月30日 ロイター] - ロクROKU.Oは木曜日、第4四半期は収益の伸びがさらに鈍化するとの見通しを示し、2021年以来初の営業利益に影を落とし、株価は取引終了後に5%以上下落した。
同社は今四半期の収益成長率を12%と見込んでおり、第3四半期の14%、第2四半期の15%を下回っている。
今年に入り株価が34%以上上昇したストリーミング・プラットフォームだが、広告販売とサブスクリプションを含むプラットフォーム部門の成長も鈍化し、第4四半期は15%になると見ている。
広告費は従来のテレビからストリーミングにシフトしているが、経済が不透明な中、広告主の予算は慎重な姿勢を崩しておらず、広告収入に依存するプラットフォームにとっては厳しい環境となっている。
ロクは競争の激しい広告業界で事業を展開しており、アマゾンAMZN.OのFire TV、グーグルGOOGL.OのChromecast、アップルTVAAPL.Oといったハイテク大手のストリーミング機器やOSとの激しい競争に直面している。
LSEGがまとめたデータによると、ロクの第4四半期の売上高は13億5000万ドルで、予想の13億2000万ドルをわずかに上回ると予想されている。
ロクの営業利益は2021年以来初めてプラスに転じ、9月30日に終了した第3四半期には950万ドルに達した。
第3四半期の総収入は12億1000万ドルで、予想通りだった。ロクはまた、デバイスの売上が前年比で5%減少した。