
[30日 ロイター] - 欧州株式市場は3日続落して取引を終えた。主要中央銀行の金利政策に対する不透明感が相場の重荷となった。
米連邦準備理事会(FRB)は29日、政策金利の0.25%引き下げを決めた。大方の予想通りの結果だったものの、パウエル議長は次回12月会合での追加利下げが既定路線ではないと言及した。一方、欧州中央銀行(ECB)は30日、政策金利を据え置いた。今後の見通しについては示唆しなかった。
配電・制御機器大手シュナイダー・エレクトリックSCHN.PAは3.3%安。ノルウェーの航空宇宙・防衛企業コングスベルグKOG.OLは18.3%安。
STOXX欧州600種自動車・部品株指数.SXAPは1.38%下落。特別費用を計上した自動車メーカー、ステランティスSTLAM.MIは8.9%と大幅安だった。
フランスの銀行ソシエテ・ジェネラルSOGN.PAは3.6%安。
一方、テクノロジー株指数.SX8Pは0.89%上昇。米ハイテク大手による設備投資計画の発表が好感された。
自社株買い計画などを発表したオランダの銀行大手INGグループINGA.ASは5.7%上昇。
欧州航空機大手エアバスAIR.PAは2.1%高。2025年7─9月期の業績が市場予想を上回り、買われた。
<株式指数> | 終値 | 前日比 | % | 前営業日終値 | コード |
STOXX欧州600種 | 574.83 | -0.57 | -0.10 | 575.40 | .STOXX |
FTSEユーロファースト300種 | 2286.30 | -1.96 | -0.09 | 2288.26 | .FTEU3 |
ユーロSTOXX50種 | 5699.18 | -6.63 | -0.12 | 5705.81 | .STOXX50E |