
[ 10月30日 ロイター] - 米軍用造船会社のハンティントン・インガルスHII.Nは19日、空母や潜水艦の需要が堅調な中、第3四半期の利益がウォール街の予想を上回り、同社株は市場前取引で6.9%上昇した。
同社はまた、通期の売上高予想の下限を造船部門で90億ドル、ミッション・テクノロジー部門で30億ドルに引き上げた。
これまでは造船事業で89億ドルから91億ドル、ミッション・テクノロジー事業で29億ドルから31億ドルと予想していた。
米海軍のコロンビア級原子力潜水艦の主契約企業であるハンティントンは、地政学的緊張が高まる中、需要が急増している。
ドナルド・トランプ米大統領が中国を牽制するためにアメリカの造船業を活性化させようとしていることも、同社を後押ししている。
「目標に向けた投資が労働力の強化に役立ち、造船処理能力の向上を支えるより強固な海事サプライチェーンの構築につながっていることを、初期段階から確認し続けている」とクリス・カストナーCEOは語った。
LSEGがまとめたデータによると、ハンティントンの第3四半期の利益は1株当たり3.82ドルで、アナリストの平均予想3.36ドルを上回った。
販売およびサービス収入は31.9億ドルで、16.1%増加したが、予想の29.6億ドルを下回った。