
[ 10月29日 ロイター] - 農薬会社のFMCコープFMC.Nは水曜日、第3四半期の損失を報告した後、通年の調整後利益が予想を下回ると予想し、同社株は拡大取引で20%以上下落した。
同社は今年初め、インドでの課題に対応するため、 (link)、インドの商業事業を売却すると発表した。
FMCのインド事業売却と価格調整により、純売上高は50%近く減少し、当四半期は5億4,220万ドルとなった。
LSEGがまとめたデータによると、インド事業売却の影響を除いた純売上高は前年比10%減の9億6,100万ドルで、アナリスト予想の10億6,000万ドルを下回った。
殺虫剤・殺菌剤市場の主要企業であるFMCは、主要市場でも競争激化に直面しており、値下げを余儀なくされている。
同社は米国最大の農作物保護製品メーカーのひとつで、シンジェンタやドイツのBASFBASFn.DE、バイエルBAYGn.DEといった業界大手と農薬分野で競合している。
第3四半期は、前年同期の6,500万ドルの利益に対し、5億6,930万ドルの株主帰属純損失を計上した。
FMCは、今年度の調整後利益を1株当たり2.92ドルから3.14ドルの範囲と予想しており、アナリスト予想の1株当たり3.50ドルも下回った。