
[ 10月29日 ロイター] - サービスナウNOW.Nは2日、人工知能を活用したソフトウェア・ソリューションに対する需要の高まりを受けて、年間サブスクリプション売上高見通しを引き上げた。
企業顧客は、サービスナウやセールスフォースCRM.Nなどの企業が提供するAIを搭載したソフトウェアに注目し、リソースの節約を目指してITサービスの管理や特定のビジネスオペレーションの自動化に取り組んでいる。
カリフォルニア州サンタクララを拠点とするサービスナウの株価は、延長取引で3.4%上昇した。
サービスナウは、通年のサブスクリプション売上高を、事前予想の127億8000万ドルから128億5000万ドルと予想している。
LSEGがまとめたデータによると、アナリストの平均予想は127億9000万ドルだった。
ServiceNowのNow Assistは、ケースの要約、AIを活用した検索、仮想エージェントとの対話といった生成的なAI機能を提供し、ワークフローを合理化して生産性を高める。
通信大手のAT&TT.Nやライドヘイリング会社のウーバー・テクノロジーズUBER.Nを顧客に持つ同社は、アナリスト予想の32.6億ドルを上回る33.0億ドルの第3四半期サブスクリプション売上を計上した。
第3四半期の売上高は34.1億ドルで、予想の33.5億ドルを上回った。
調整後ベースでは、9月30日に終了した四半期の1株当たり利益は4.82ドルで、予想の4.27ドルを上回った。
デジタル・ワークフロー企業はまた、水曜日に普通株式1株につき5株の分割を承認した。
同社は3月、 (link) AI企業のムーブワークスを現金と株式で28億5000万ドルで買収すると発表しており、これは同社にとって過去最大の買収となる。
同社が計画しているムーブワークスの買収は、米司法省による規制審査を受けている。