
Sneha S K Sriparna Roy
[ 10月29日 ロイター] - センテーンCNC.Nは19日、2025年の調整後利益見通しを上方修正し、来年は収益を拡大させると述べた。
2025年の利益予想は、同社がサプライズで四半期損失を計上し、2025年の利益が予想を下回った7月の報告書((link))後の投資家への救済となった。
最近の四半期では、保険会社は医療費負担適正化法(Affordable Care Act)またはオバマケア(Obamacare)プランの医療費増加に苦しんでいる。
モーニングスターのアナリスト、ジュリー・アッターバック氏は、同業のモリーナ((link))と同様、業績予想が下方修正されるのではないかという懸念が現実のものとなっておらず、株価を押し上げていると述べた。
LSEGがまとめたデータによると、センテーンは2025年の調整後利益予想を25セント上方修正し、1株当たり最低2ドルとし、予想の1.68ドルを上回った。
ドリュー・アッシャー最高財務責任者(CFO)は、来年については2月上旬に見通しを発表し、"2026年の調整後EPSの成長 "を期待していると述べた。アナリストは1株あたり3ドルの利益を予想している。
メディケイド医療費、予想を上回る
センテネ社はメディケイドの医療費比率(保険料のうち医療に使われた費用の割合)を93.4%と発表した(昨年は93.1%)。
CEOのサラ・ロンドンは決算後の電話会見で、「メディケイドのマージン改善について実質的な進展があったことは喜ばしいが、勝利宣言をしているわけではない」と述べた。
証券会社グッゲンハイムによると、総医療費比率は92.7%で、コンセンサスの92.8%と比較している。
同社は、低所得者向けのメディケイド・プランにおける行動医療と在宅医療サービスの需要増を強調した。
また、これらのプランにおける高額薬剤の傾向は、当四半期に少し落ち着いたとドリュー・アッシャーCFOは述べた。
減損損失
センテネ社は、ドナルド・トランプ大統領の税制・予算案が2027年からメディケイドへの資金を減少させ、COVIDパンデミック拡大補助金が予想通り2025年末に期限切れとなった場合、オバマケアプランに変更が生じるという予想される影響を考慮し、現金支出を伴わないのれんの減損67億ドルを計上した。
同社は第3四半期に1株当たり13.50ドルの純損失を計上した。
この分析は、市場環境と今年に入り同社株が45%下落したことによるという。
第3四半期の調整後利益は1株当たり50セントで、アナリストの平均予想は14セントの損失だった。