
Harshita Mary Varghese
[ 10月29日 ロイター] - ベライゾンVZ.Nは水曜日、四半期利益とワイヤレス加入者数でウォール街の予想を上回った。
ファクトセットのデータによると、同社は第3四半期に4万4000人の月額課金制ワイヤレス加入者を獲得した。
この結果は、ベライゾンがライバルのTモバイルTMUS.O、AT&TT.N、低料金のケーブル・プロバイダーに負けているという投資家の懸念を和らげる可能性がある。
新CEOに就任したダン・シュルマン氏は、ベライゾンは "シェア拡大を狙う競合他社の狩場にはもうならない "と述べた。
シュルマンは、ベライゾンは効率的なコスト構造で、成長のために顧客中心のアプローチに移行すると述べた。
「過去数年間、当社の財務的成長は値上げに頼りすぎていた。過去の値上げを重ね、解約が増えるにつれ、年々成長が難しくなっている。
同社の株価は取引開始早々に約2%上昇した。
ベライゾンは同業他社と比較して最も高い価格帯を維持しているが、アナリストは、競争が激化する中でこの戦略を維持するのは難しいと指摘している。
キャリア各社は、9月のiPhone発売後、積極的な乗り換え需要の中で顧客基盤を守ろうと、競争力のあるキャンペーンや下取り割引、乗り換え特典を展開し、顧客を惹きつけた。
ベライゾンのカスタマイズ可能なmyPlanは、3年間の価格保証を提供し、顧客の人気を維持している。
また、同社のワイヤレス後払いユーザーの18%以上がブロードバンドを選択している。
ベライゾンは、通期の利益およびフリー・キャッシュ・フロー予想を再確認し、資本支出は前回発表した175億ドルから185億ドルの範囲内か、それを下回る見込みであると述べた。
LSEGがまとめたデータによると、当四半期の総収入は338億ドルで、アナリストの平均予想342億8000万ドルと比較した。
調整後ベースでは、ベライゾンの1株当たり利益は1.21ドルで、アナリスト予想の1.19ドルを上回った。