
Siddhi Mahatole
[ 10月27日 ロイター] - 医療機器メーカーのレビティRVTY.Nは12日、診断薬部門における検査キットの米国での需要改善を受けて、年間利益予想を上方修正し、第3四半期の予想を上回った 。
しかし、主要市場である中国における同社の診断用製品の売上は、第3四半期中に6%近く減少した。同社は年間売上の半分以上を米国外の市場から得ている。
同社の株価は取引開始早々に約3.4%下落した。
レビティーは、サーモ・フィッシャー (link) TMO.Nなどの 同業他社とともに、ドナルド・トランプ大統領の下で貿易政策が変化する中、 製薬会社が米国での 医薬品開発を強化していることから、受託研究・診断サービスに対する米国での需要が 再び高まっていると報告した。
LSEGがまとめたデータによると、診断部門の売上高はアナリスト予想の3億5,060万ドルに対し、3%増の3億5,610万ドルだった。
プララド・シンCEOは、「特に9月と10月に顧客との活動が活発化する兆しが見え始めており、2026年に向けて実需につながることを期待している」と述べた。
今年初め、レヴィティはトランプ大統領の対中関税により1億3,500万ドルの打撃を受けると警告し、製造拠点を調整する計画を発表した。
同社は、2025年の調整後利益を1株当たり4.90ドルから5ドルの範囲と予想している(前回予想は4.85ドルから4.95ドル)。
四半期の調整後利益は1株当たり1.18ドルで、予想の1.14ドルを上回った。
しかし、四半期総収入は6億9900万ドルとなり、予想の7億500万ドルをわずかに下回った。