
[ 10月23日 ロイター] - ローパー・テクノロジーズROP.Oは20日、第3四半期に買収に関連するコスト増が見込まれるとして年間利益予想を下方修正し、同社株は7%下落した。
同社は主に買収によって成長し、医療、運輸、教育など様々な分野へのソフトウェアと自動化ソリューションのプロバイダーとしての地位を確立してきた。
ローパー社は、今後12ヶ月間のM&Aのために50億ドル以上の資金を用意しているという。
通期の調整後一株当たり利益は、従来予想の19.90ドルから20.05ドルに対し、19.90ドルから19.95ドルを予想。この予想では、四半期ごとの買収による調整後EPSの希薄化を約10セント想定している。
同社は、第3四半期に13億ドルの買収資金を投入したと述べた。
ニール・フン最高経営責任者(CEO)は声明で、「 政府機関の閉鎖 ( (link) )やネプチューンの一部時期の遅れにもかかわらず、基礎的な収益は前回のガイダンス範囲の上限に向かっている」と 述べた。
ローパーの水道メーター部門であるネプチューンは、 いくつかの水道事業体への配備の 遅れに直面している 。 8月1日に施行された銅の新料金 表 ( (link) )も、ネプチューン社に短期的な混乱をもたらした。
同社のDeltek政府契約事業では、9月に政府機関が閉鎖前の活動を停止したため、事業が減速した。
LSEGがまとめたデータによると 、第4四半期の調整後利益は1株当たり5.11ドルから5.16ドルになると予想し 、アナリストの平均予想5.25ドルを下回った。この予想は、小規模買収による5セントの影響を想定している。
9月30日に終了した第3四半期の売上高は14%増の20億2,000万ドルで、アナリスト予想とほぼ一致した。調整後EPSは5.14ドルで、予想の5.11ドルを上回った。
ローパー社はまた、木曜日に30億ドルの自社株買い戻しプログラムを発表した。