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スーパーマイクロ、納入遅延で第1四半期の売上高予想を下方修正

ロイターOct 23, 2025 4:02 PM

- スーパーマイクロコンピュータSMCI.Oは木曜日、大規模な人工知能案件の顧客納期シフトを理由に、第1四半期の収益予測を下方修正した。

同社の株価は、「デザインウィンのアップグレード」によって予想収益の一部が第2四半期にずれ込んだと発表した後、約7%下落した。

AIサーバー・メーカーは、2026会計年度の第1四半期の売上高を従来の60億ドルから70億ドルと予想していたが、現在は50億ドルと予想していると述べた。

LSEGが集計したデータによると、アナリストは9月30日に終了した四半期の売上を65億2000万ドルと予想していた。

しかしスーパーマイクロは、同社のAIソリューションに対する「旺盛な需要」によって、2026会計年度の売上高予測を少なくとも330億ドルと改めて発表した。

同社の株価は今年これまでに約72%上昇した。

同社は、2026年度第2四半期に納品が要求される120億ドル以上の新規ビジネスを確保したと述べた。

チャットGPTのようなサービスの実行に必要なコンピューティングパワーを提供するサーバーへの飽くなき需要は、スーパーマイクロやデルDELL.Nといった企業を、ジェネレーティブAIブームの大きな勝者に変えた。

「AIデータセンター市場は、顧客が最先端の設計を要求しており、動きが非常に速い。ローゼンブラット証券のアナリスト、ケビン・キャシディ氏はメモの中で、「スーパーマイクロは、短期的な収益の混乱にもかかわらず、顧客の要求に対応できるほど機敏だと考えている」と述べた。

モルガン・スタンレーの推定によると、アルファベットGOOGL.O、アマゾン・ドット・コムAMZN.O、メタMETA.O、マイクロソフトMSFT.O、コアウィーブCRWV.Oなどの大手ハイテク企業は、今年AIインフラに4000億ドルを投じる勢いだという。

8月、スーパーマイクロは財務報告をめぐる内部統制((link))の脆弱性を報告した。同社は、未解決の問題がタイムリーかつ正確な方法で業績を報告する能力に「悪影響を及ぼす」可能性があることを規制当局への提出書類で明らかにした。

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