
Anshuman Tripathy Nandan Mandayam
[ 10月23日 ロイター] - ユニオン・パシフィックUNP.Nは、ノーフォーク・サザンNSC.Nとの850億ドル規模の合併に関する書類を、早ければ11月末にも規制当局に提出する予定であると発表した。
ネブラスカ州オマハを拠点とするユニオン・ パシフィックは当初、1月末までに表面運輸委員会に書類を提出するとしていた。審査には12ヶ月から18ヶ月かかるという。
投資家たちの関心は、米国初の海岸から海岸までの鉄道会社を設立するための取引にますます移っている。
ユニオン・パシフィックの 株価は、朝の不安定な取引で横ばいだった。7月末にノーフォークとの取引を発表して以来、株価は11.4%上昇している。
ユニオン・パシフィックのような鉄道事業者は、ドナルド・トランプ米大統領が石炭生産を促進することを目的とした大統領令に署名した後、石炭輸送需要に対する楽観論から利益を得ている (link)。
ユニオン・パシフィックの業績には、メガ合併に関連する費用4,100万ドル(希薄化後で1株当たり0.07ドル)が含まれているという。
この取引は、表面運輸委員会(Surface Transportation Board)による規制上の認可がまだ必要だが、ドナルド・トランプ米大統領((link))からは好意的な反応を得ている。
鉄道業界は、不安定な貨物量、人件費と燃料費の上昇、サービスの信頼性をめぐる荷主からの圧力の高まりに苦しんでいる。
第3四半期の石炭輸送による 収入は16%急増し、バルク部門の貢献は7%増の19億3,000万ドルとなった。 バルク部門は今後も勢いが続くと、同社幹部は決算説明会で述べた。
「ユニオン・パシフィックには成長する良い機会があるが、鉄道業界はトラック輸送や海運業界の技術革新の波にさらされている」とジム・ヴェナCEOは 株主書簡で述べた。
LSEGが集計したデータによると、西海岸の鉄道事業者の調整後の 利益は1株当たり3.08ドルで、アナリスト予想の2.99ドルを上回った。
営業総収入は 62億4000万ドル で、アナリストの予想とほぼ 一致した。
先週、ライバルのCSXも予想を上回ったが、これは複合一貫輸送量の改善と商品部門の価格上昇によるものだった。