
[ 10月22日 ロイター] - ノボ・ノルディスクNOVOb.COの株価は、ウェゴビーメーカーのトップ投資家が取締役会の抜本的な見直しを提案したことを受け、水曜日の取引開始早々に約3%下落し、前日からの下げ幅を拡大した (link)。
非営利のノボ・ノルディスク財団は、現理事長のヘルゲ・ルンド氏ら6人の独立取締役が来月退任すると発表した。
財団は、ノボ社の元CEOで財団の会長であるラース・レビエン・ソレンセン氏を最長3年間会長に据える予定。また、6人の新役員を提案した。
バークレイズのアナリストはリサーチノートの中で、ノボの新CEOマイク・ドゥストダーが8月に就任してからわずか数ヶ月後に行われた今回の人事異動のタイミングと規模に「やや驚いている」と述べた。
アナリストは、「これは構造的なガバナンスのリセットのように見える」と書き、この動きは、ノボの消費者関与への軸足、米国市場へのより高い焦点、潜在的な取引に取締役会の構成を合わせることを目的としているようだと付け加えた。
ノボ社の株価は、今年に入ってから45%ほど値を下げており、火曜日は1.3%安で引けた。
同社は月曜終値から約100億ドルの市場価値を失っている。