
[20日 ロイター] - 北米ビール大手モルソン・クアーズ・ビバレッジTAP.Nは20日、企業再編の一環として、今年末までに米州の給与所得従業員を約400人(全体の9%相当)削減すると発表した。
米国の酒造各社は、インフレや関税によって状況が激しく変化する中で支出に慎重になった消費者の姿勢がもたらす不確実性に対処している。
モルソン・クアーズは企業再編により、ビール、ノンアルコール飲料、エナジードリンクの中核カテゴリーへの再投資を目指すと表明。再編に伴い、第4・四半期に3500万─5000万ドルの費用が発生する見通しだ。
同社の年次報告書によると、2024年12月時点で全世界の従業員は1万6800人。
同社は8月、飲料の缶に使用するアルミニウムのコストへの関税の影響を見込み、年間利益の減少を予測している。