
Dan Catchpole Nathan Gomes
[ 10月17日 ロイター] - ボーイングBA.Nの戦闘機や軍需品の組み立てに従事する3,200人以上のストライキ中の労働者を代表する労働組合は金曜日、同社と来週、連邦調停者の助けを借りて契約協議を再開することで合意したと発表した。
この発表は、労働組合が全国労働関係委員会(National Labor Relations Board)に不当労働行為で告訴((link))し、同社が誠実に交渉していないと非難した翌日に行われた。
ケネス・ウィルスバック大将は、10月9日の上院軍事委員会の空軍参謀長指名公聴会に提出したコメントの中で、75日間に及ぶストライキのため、米空軍へのF-15EX戦闘機の納入が遅れている、と (link)。
空軍の作戦に影響
F-15の納入の遅れは、米空軍のポートランド航空州兵基地の業務に「影響を与え」、近代化戦闘機の来年最初の海外展開を遅らせることになる、と同氏はコメント文書で述べた。
国際機械工・航空宇宙労組(IAM)(IAM) 第837地区の組合員は、ボーイングの2回目の4年契約案を拒否した後、8月4日にストライキ((link))を開始した。組合員はセントルイス地域のボーイング防衛施設で働いている。
9月、組合員は前回の提案とほとんど違いのない3回目の提案を拒否した。
ボーイング経営陣は、航空宇宙会社は提示内容を大幅に改善することはない と述べ、IAM指導部が提案し組合員が圧倒的多数で承認した契約を拒否した。その代わりに、同社は代替労働者の雇用計画を拡大している。
IAM幹部と組合員は以前ロイターに、ボーイングはハッタリをかますと考え、新しい労働者に必要な訓練とセキュリティ・クリアランスの取得には6カ月もかかると指摘した。
ボーイング社の交渉姿勢は、民主党のエド・マーキー議員や共和党のジョシュ・ホーリー議員など一部の上院議員から批判を浴びており、彼らはバーモント州のバーニー・サンダース上院議員とともに、今月初めの委員会公聴会でボーイング社を非難した。