
Niket Nishant Sukriti Gupta
[ 10月8日 ロイター] - S&P500とナスダックは水曜日、堅調な上昇の一服後、金利動向に関する新たな手がかりを投資家が待ち望む中、じりじりと上昇した。
米政府閉鎖の影響で主要経済指標の発表が遅れているため、トレーダーは米連邦準備制度理事会(FRB)当局者のコメントを重視し、ポジショニングを決めるだろう。
人工知能をめぐる ユーフォリアは、株式が閉鎖にまつわる 懸念を今のところ払拭するのに役立っているが、金が歴史的な1オンス4,000ドルを突破したこと((link))は、政策リスクと不安定なマクロ経済背景に対するヘッジへの意欲が高まっていることを裏付けている。
「タトル・キャピタル・マネジメントの マシュー・タトル最高経営責任者(CEO)は、「金は、かつてのドルの安全な港になりつつある。
日本時間 午前9時59分現在、ダウ工業株30種平均.DJIは83.84ポイント(0.18%)安の46,520.96、S&P500種.SPXは12ポイント(0.18%)高の6,726.49、ナスダック総合.IXICは118.50ポイント(0.52%)高の22,906.87。
S&P500のハイテク・セクター.SPLRCTは1%上昇し、エヌビディアNVDA.Oは1.8%、マイクロン・テクノロジーMU.Oは3.6%上昇した。
ハイテク株の上昇はナスダックも押し上げた。
エネルギー.SPNY株は1.2%下落した。
ダウは ゴールドマン・サックス.GS.Nが1.6%、JPモルガン.JPM.Nが1.2%下落 し、圧迫された 。
ベンチマーク指数では、ヘルスケア .SPXHC株が0.3%上昇し、モデルナ.MRNA.Oは3%上昇した。
BofAグローバル・リサーチは、米ヘルスケア・セクターを「アンダーウエート」から「オーバーウエート」に格上げした。
ロリー・ローガン米ダラス連銀総裁、オースタン・グルスビー米シカゴ連銀総裁、マイケル・バー米連邦準備理事会(FRB)総裁、ニール・カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁の発言が予定されている。午後2時(米東部時間)には、FRB9月定例理事会の議事録も発表される。
一連の代替指標が労働市場の軟化を指摘したことから、FRBが今後ハト派的な姿勢を示すとの期待も株価上昇の支えとなっている。
「私は、FRBはデータ・ブラックアウトのせいで、完全に盲目になっていると思う。しかし、それが10月のFRB理事会にとってどの程度重要なのかは分からない」と、ナティシスの米国担当チーフ・エコノミスト、クリス・ホッジ氏は語った。
世界的な投資会社カーライルCG.Oは火曜日((link))、投資先企業のデータに基づき、9月の米雇用者数はわずか1万7000人だったと推定した。
これは、ロイターが世論調査したエコノミストたちが、先週発表される予定だったが政府閉鎖のために延期された公式の非農業部門雇用者数報告で予想した5万4000人増を大幅に下回るものだった。
株式では、信用調査会社エクイファックスEFX.Nが住宅ローンのクレジットスコアをより安く提供する予定と発表した後、フェア・アイザック・コーポレーションFICO.Nが2.5%下落した。
米国上場の金鉱株は上昇し、ニューモントNEM.Nが1.3%高、ゴールドフィールズGFI.Nが2.4%高。
デルDELL.Nは複数の証券会社が目標株価を引き上げ、7.2%上昇した。
フリーポート・マクモランFCX.Nは、シティグループが鉱山会社のレーティングを「中立」から「買い」に格上げ後、5.2%上昇。
ジョビー・アビエーションJOBY.Nは、5億1400万ドルの株式売却((link))の価格が火曜日、最終終値から10.9%ディスカウントされた後、10.8%下落した。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄が値下がり銘柄を1.34対1、ナスダックでは1.49対1で上回った。
S&P500種株価指数は52週高値15、安値4、ナスダック総合株価指数は高値53、安値41を記録した。