
[6日 ロイター] - 米地銀大手フィフス・サード・バンコープFITB.Oは6日、同業コメリカCMA.Nを約109億ドルで買収することで合意した。買収は株式交換を通じ行われる。米銀の取引としては今年最大規模で、資産総額2880億ドルの全米9位の銀行が誕生する。
トランプ政権による企業のM&A承認プロセス合理化や規制緩和に向けた動きを追い風に、ディールメーキングには弾みが付いている。
コメリカの株主は、保有株1株当たりフィフス・サード株1.8663株を受け取る。フィフス・サードの前営業日終値に基づくと、1株当たりの買収額は82.88ドル。
コメリカの株価は約14%急伸。フィフス・サードは1.4%安、KBW地方銀行株指数.KRXは1.2%高で取引を終えた。