[2日 ロイター] - 米半導体製造装置大手アプライド・マテリアルズAMAT.Oは2日、米政府が輸出制限対象を拡大したことを受け、2026年度の売上高が6億ドル押し下げられるとの見通しを示した。 同社株は引け後の時間外取引で約3%下落した。
米商務省は9月29日、輸出制限対象の「エンティティーリスト」について、掲載企業が株式の50%以上を保有する子会社も自動的に含めると明らかにした。半導体製造装置などの技術に対する規制を回避するために子会社を利用している中国などの企業への取り締まりが強化される。
アプライドはこの措置により、一部製品の輸出や、特定の部品・サービスをライセンスなしで中国に拠点を置く特定の顧客に供給することがより困難になるとした 。
25年度第4・四半期の売上高にも約1億1000万ドルの影響が出ると予想した。