Niket Nishant Sukriti Gupta
[ 10月1日 ロイター] - 連邦政府閉鎖((link))が経済 データを 遅らせる リスクとなり、中央銀行の次の政策をめぐる不確実性が高まった。
ADP全米雇用報告で 9月の民間雇用者数が 過去2年半で最も減少 ( (link) )したことを受け、トレーダーは次回会合で米連邦 準備制度理事会(FRB)が25ベーシスポイントの利下げに踏み切るとの見方を強めた。
労働市場は綱渡りのような状況だ。利下げを支持するにはデータが十分軟調でなければならないが、より広範な景気減速懸念を煽らないためには十分堅調で なければならないからだ。
ハリス・ファイナンシャル・グループのマネージング・パートナーであるジェイミー・コックス氏は、「ADPは初めて、雇用の真の水準により近い指標となるかもしれない」と語った。
「トランプ政権の政策は、雇用の多くを公共部門から民間部門に移行させようとしている。
日本時間午前10時8分現在、ダウ平均.DJIは62.56ポイント(0.14%)安の46,335.33、S&P500.SPXは21.64ポイント(0.32%)安の6,666.82、ナスダック総合.IXICは93.94ポイント(0.41%)安の22,565.63。
S&P500の通信サービス<.SPLRCL>株は 1.5%下落し、メタ・プラットフォームズMETA.OとアルファベットGOOGL.Oがそれぞれ2.8%と1.1%下落したのが足を引っ張った。これらの銘柄はナスダックにも重荷となった。
S&P500のハイテク.SPLRCTセクターは0.4%下落し、エヌビディアNVDA.Oは0.9%下落した。
ヘルスケア.SPXHCセクターは5カ月以上ぶりの高値を付け、直近では1.4%上昇した。モデルナMRNA.OとリジェネロンREGN.Oはともに6.3%以上上昇し、ベンチマーク指数の上位を占めた。
政府閉鎖
ワシントンの党派間の対立が深まり、 連邦政府の閉鎖((link))に至ったことも 不透明感を増した。
ドイツ銀行のノートによると、 過去6回の政府機関閉鎖中、S&P500種指数はいずれも上昇した。
閉鎖が長引けばリスクも増大する。バンガード社のデータによると、閉鎖が10日以上続いた7つのケースでは、S&P500種株価指数は4回下落し、3回上昇した。
金曜日に発表が予定されていた非農業部門雇用者数は、延期される可能性が高い。
別のデータでは、 9月の 米製造業は 、新規受注と雇用は低調だったものの、 (link) 。
リッチモンド連銀の トーマス・バーキン総裁は、 この後講演を予定している。
株式では、ナイキ NKE.Nが第1四半期の収益増加((link))というサプライズ報告を受け、3.4%上昇した。
AESAES.Nは13.3%上昇し、S&P500のトップに立った。フィナンシャル・タイムズが火曜日に、ブラックロック傘下のBLK.Nグローバル・インフラストラクチャー・パートナーズが、公益事業グループを買収するために380億ドルの取引((link))に近づいていると報じた後。
GEバーノバGEV.Nは、RBCキャピタル・マーケッツが (link)、電力機器メーカーの格付けを「アウトパフォーム」から「セクター・パフォーム」に引き下げたため、2.1%下落した。
コルテバCTVA.Nは、 (link) 、種子事業と農薬事業を別々の上場会社に 分離すると発表 。同社株は7.2%下落し、S&P500の最下位となった。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄が値下がり銘柄を1.12対1、ナスダックでは1.06対1で上回った。
S&P500種株価指数は17の52週高値と2つの安値を更新し、ナスダック総合株価指数は57の高値と33の安値を記録した。