Padmanabhan Ananthan
[ 10月1日 ロイター] - ハロザイム・セラピューティクスHALO.Oは水曜日、薬物送達ポートフォリオを拡大するため、株式非公開のエレクトロファイ社(Elektrofi)を最大9億ドルで買収することで合意したと発表した。
この取引は、7億5000万ドルの契約一時金と、3つの製品承認に伴う最大1億5000万ドルのマイルストーンで構成される。
Elektrofi社の薬物送達技術であるHyperconは、標準的な製剤と比較して薬物濃度を最大4〜5倍に高めるよう設計されており、同じ投与量であれば注射量を減らすことができる、とハロザイムは述べている。
ハロザイム社は、エレクトロファイ社の技術を医薬品メーカーにライセンス供与し、早ければ2030年にもロイヤリティ収入を得る予定であると述べた。
ハロジムのヘレン・トーリー最高経営責任者(CEO)は投資家向け電話会見で、Elektrofi社のプラットフォームはハロジム独自の薬物送達技術Enhanzeを完璧に補完するものだと述べた。
Enhanzeは大量の薬剤を皮下に注射することを可能にし、複数回の注射の必要性を減らす可能性がある。
ハロザイムは、ジョンソン・エンド・ジョンソンJNJ.N、アッヴィABBV.N、ブリストル・マイヤーズスクイブBMY.Nなどの大手製薬メーカーにライセンス供与している。
Elektrofi社のウェブサイトによると、Hyperconプラットフォームは、皮下投与用の少量で安定した高濃度製剤を開発することにより、生物学的製剤の静脈内投与に関連する製剤化と送達の制限を解決する。
「Hyperconテクノロジーは、現在そして将来のアンメット・メディカル・ニーズにユニークに対応する、この非常に大きく成長する生物学的製剤の機会に適合します。
Elektrofi社のパートナー2社は、2026年末までに、あるいはそれよりも早く、この技術を用いた製品の臨床試験を開始する予定であると両社は述べている。