
Niket Nishant Sukriti Gupta
[ 9月24日 ロイター] - パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言内容を見極め、週明けに予定されている重要な 経済指標を待つ トレーダーが多い中、米国の 主要株価指数は3日連続で終値記録を更新した翌日の水曜日、小幅に値を下げた 。
中央銀行がインフレ・リスクの管理と労働市場の弱体化の兆候への対応との間で微妙なバランスを取ろうとしているため、投資家は慎重な姿勢を見せている。
パウエル議長は火曜日、資産価格はかなり高く評価されていると述べた。 (link) パウエル議長は、政策決定において中央銀行が綱渡りしなければならないことを強調した。
モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメントのポートフォリオ・ソリューション担当副CIOであるジタニア・カンダリ氏は、「市場は関税リスクを割り引き始めたが、免除措置があったため回復した」と述べた。
先週のFRBの利下げは、通常株安となる9月の株高に貢献した。
しかし、さらなる利下げが正当化されるかどうかは、データ次第だとカンダリ氏は言う。
日本時間午後12時現在、ダウ平均.DJIは155.77ポイント(0.34%)安の46,137.30、S&P500.SPXは28.83ポイント(0.43%)安の6,628.09、ナスダック総合.IXICは127.36ポイント(0.56%)安の22,446.11。
S&P500種エネルギー指数.SPNYは、原油価格の上昇に追随して2%上昇した。消費者裁量株.SPLRCDは0.5%上昇した。
一方、ハイテク株.SPLRCTは0.7%下落し、アップルとエヌビディアはそれぞれ1%以上下落した。
水曜日に発表されたデータによると、8月の米国の新築一戸建て住宅販売 USHNS=ECI は予想外に20.5%急増した。
ウィリアム・ブレアのアナリスト、リチャード・デ・チャザール氏はメモの中で、「住宅市場が活気を取り戻しつつあるのなら、FRBはそれを金利引き下げの余地が少なくなっていることの表れと受け取るかもしれない」と述べた。
中国企業の米国上場株は、エヌビディアNVDA.Oとの提携((link))を発表したアリババ・グループ
リチウム・アメリカズLAC.Nの米国上場株は、ドナルド・トランプ大統領の政権が (link)、最大10%の出資を求めているとロイターが火曜日に報じた後、2倍近く上昇した 。
同社のサッカー・パス・リチウム・プロジェクトに対する22.6億ドルを超える政府融資について、ゼネラル・モーターズ<GM.N>と協議中で、1.4%上昇した。UBSもゼネラル・モーターズを「中立」から「買い」に格上げ。
マイクロン・テクノロジーMU.Oは、メモリーチップメーカーの四半期決算発表後に4%下落。
オラクルORCL.Nは、社債販売で150億ドル((link))の調達を検討しているとの報道を受けて3.5% 下落。
フリーポート・マクモランFCX.Nは、第3四半期の銅と金の連結売上高が減少すると予想したため、11.7% 下落しベンチマーク指数の最下位となった。
投資家は今後、今週後半に発表される FRB好みのインフレ指標であるコア個人消費支出データに注目する。
ニューヨーク証券取引所では下落銘柄が上昇銘柄を1.58対1、ナスダックでは1.29対 1で上回った。
S&P500種株価指数は52週高値更新20銘柄、安値更新6銘柄、ナスダック総合株価指数は高値更新73銘柄、安値更新39銘柄となった。