
Niket Nishant Sukriti Gupta
[ 9月24日 ロイター] - パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を見極め、週明けに発表される主要経済 指標を待つ トレーダーが多い中、ウォール街の主要株価指数は不安定な値動きとなった 。
最近の数字は景気の底堅さを示しているものの、FRB高官のコメントには、特に労働市場に対する警戒感が含まれており、投資家は慎重に行動するよう促されている。
パウエル議長は火曜日、資産価格はかなり高く評価されているようだと述べ、慎重な姿勢を示した。
(link) F RB議長は、同僚が政策論争の両側で主張を展開する中でも、 インフレ・リスクを回避し、労働市場の軟化の兆候に対処するため、中央銀行が今後の金利決定において綱渡りしなければならないことを 強調した。
「グレート・ヒル・キャピタルのトーマス・ヘイズ会長は、「市場はパウエル議長の株式市場評価発言にやや不意を突かれ、FRBが資産価格の上昇を懸念しているというシグナルと受け取った。
「4月に売却した多くの運用会社は、まだベンチマークに遅れをとっている。4月に売った運用会社の多くは、まだベンチマークに遅れをとっている。
日本時間午前10時20分現在、ダウ工業株30種平均.DJIは54.27ポイント(0.12%)高の46,347.05、S&P500種.SPXは2.36ポイント(0.03%)高の6,658.65、ナスダック総合.IXICは16.15ポイント(0.07%)高の22,589.62。
S&P500種テクノロジー株.SPLRCTは0.1%下落し、アップルAAPL.Oは0.6%下落した。
フォトショップメーカーのアドビADBE.Oは、モルガン・スタンレーが「オーバーウエート」から「イコールウエート」に格下げしたため3.1%下落した。
テクノロジー株の下落もナスダックの重荷となった。
テスラTSLA.Oが2.8%高、アマゾンAMZN.Oが0.7%高となったことが追い風となり、消費者裁量.SPLRCDはS&P500種指数を0.8%上昇させた。アマゾンはウェルズ・ファーゴが「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げしたことで上昇した。
エネルギー企業.SPNYは1.5%上昇したが、アルファベットGOOGL.Oの1%下落で通信サービス.SPLRCLは0.4%下落した。
JPモルガン.JPM.Nが1.1%高と なるなど銀行株が上昇し、ダウを押し上げた。
中国企業の米国上場株は上昇し、 エヌビディアNVDA.Oとの提携 ( (link) )を 発表したアリババ・グループBABA.Nの8.9%高がけん引した 。
リチウム・アメリカズLAC.Nの米国上場株は、ドナルド・トランプ大統領の政権が (link)、最大10%の出資を求めているとロイターが火曜日に報じた後、89.2% 急騰した。
同社のサッカー・パス・リチウム・プロジェクトに対する22.6億ドルを超える政府融資について、ゼネラル・モーターズ<GM.N>と協議中で、2.4%上昇した。また、UBSがゼネラル・モーターズを「中立」から「買い」に格上げしたとの報道もあった。
サービスナウNOW.Nはモルガン・スタンレーの格上げを受けて2.9% 上昇。
マーベル・テクノロジーMRVL.Oは、 (link) 、50億ドルの自社株買い戻しプログラムを発表し、3.9%上昇した 。
マイクロン・テクノロジーMU.Oは、メモリーチップメーカーの四半期決算発表後に1.7%下落。
オラクルORCL.Nは、 社債販売で (link) 150億ドルの資金調達を 検討しているとの報道を受けて2.8%下落 。
フリーポート・マクモランFCX.Nは、第3四半期の銅と金の連結売上高が減少すると予想したため、10.5%下落し、ベンチマーク指数の最下位となった。
投資家は今後、今週末に発表される、FRBが好んで使用するインフレ指標であるコア個人消費支出に注目する。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄が値下がり銘柄を1.17対1、ナスダックでは1.36対1で上回った。
S&P500種指数は52週高値18、安値5を更新し、ナスダック総合指数は高値58、安値26を記録した。