
Zaheer Kachwala
[ 9月22日 ロイター] - TモバイルTMUS.Oは月曜日、内部の人間であるSrinivasan Gopalan氏が11月1日にマイク・シーバート氏の後任としてCEOに就任すると発表した。
ワイヤレス通信事業者は、加入者数の伸びの鈍化、競争の激化、プレミアムプランにお金を払いたくない慎重な消費者の増加に悩まされている。
業界はまた、2020年にTモバイルがスプリントと260億ドル((link))で合併したことに代表されるように、近年著しい統合を目の当たりにしてきた。この合併は、ベライゾン、AT&T、T-モバイルの3社を「ビッグ3」として確立し、米国の通信業界を再編成した。
今後のM&Aについて尋ねられたゴパラン氏は、ロイターに対し、同社は現在、周波数帯とファイバー事業への投資に注力していると語った。
Tモバイルは、スプリントの合併を機に顧客基盤を拡大し、ポストペイドとプリペイドの両市場でシェアを獲得、業界で最も急成長している通信事業者となった。
シーヴァートのリーダーシップの下、AT&Tを抜き、加入者数でベライゾンに次ぐ米国第2位のワイヤレス・キャリアとなった。
T-モバイルの積極的なプロモーション、付加的な特典、ストリーミング・サービスとの提携も、ライバルに対する優位性を維持するのに役立った。
2020年4月に最高経営責任者(CEO)に就任したシーバート氏は、新設される副会長に移り、長期戦略、イノベーション、人材育成に関する助言を行う。Tモバイルの株価は在任中、AT&Tとベライゾンの株価を上回っていた。
ゴパラン氏は、「豊富な経験を持ち、非常に素晴らしいリーダーであり、この移行を非常にうまく処理した。T-モバイルの業績が落ちることはまったくないだろう」とMoffettNathansonのアナリスト、クレイグ・モフェット氏は語った。
現在T-モバイルの最高執行責任者(COO)を務めるゴパラン氏は、バーティ・エアテル、キャピタル・ワン、ボーダフォンで上級管理職を歴任し、直近ではドイツテレコムのドイツ事業のCEOを務め、同社の成長率を倍増させ、光ファイバー事業を拡大させたことで知られる。