[ 9月17日 ロイター] - ロイバントROIV.Oとパートナーであるプリオバント・セラピューティクス社は水曜日、皮膚と筋肉の健康に影響を及ぼす希少疾患の実験薬が後期臨床試験で有望な結果を示したと発表した。
ロイバントの株価は市場前の取引で約12%上昇した。
この薬、ブレポシチニブは皮膚筋炎を対象として試験中である。皮膚筋炎は痛みを伴う皮疹と進行性の筋力低下を引き起こし、日常業務を困難にする疾患である。未治療のまま放置すると、患者のQOLに深刻な影響を与える疾患である。
両社によれば、この薬剤は皮膚と筋肉の両症状に改善を示し、この病気を管理するために一般的に使用されるが、長期的な副作用を引き起こす可能性のあるステロイドの必要性を減少させたり、中止させたりすることができるという。
本試験において、ブレポシチニブを1日30mg経口投与された患者は、52週後に平均46.5点の総改善点を達成したのに対し、プラセボ投与群では31.2点であった。この差は統計的に有意であり、早ければ4週目から効果が見られたと各社は述べている。
ファイザーPFE.Nは2021年、ロイバント社との合弁会社であるプリオバント・セラピューティクス社にブレポシチニブをライセンスし、前者が25%の株式を保有し、ロイバント社が開発を主導している。
米国国立衛生研究所によると、皮膚筋炎は米国で5,000人弱が罹患している。この疾患は治療の選択肢が限られており、患者は主にステロイドやその他の免疫系薬剤に頼っている。
オクタファーマ社のオクタガム10%はFDAが承認した唯一の治療薬である。
両社は2026年前半に米国での承認を申請する予定である。