
Jonathan Stempel
[ニューヨーク 9月30日 ロイター] - リックス・キャバレーをはじめとするストリップ・クラブの親会社が数百万ドルの税金を免れるためにラップダンスを受け取ったとされるニューヨーク州監査役が、詐欺罪で起訴された。
弁護士のゲーリー・レッサーによると、アルトン・プランケットは火曜日、マンハッタンにある州裁判所において、税金詐欺、贈収賄、共謀、業務記録改ざんの罪に対して無罪を主張した。
レティシア・ジェームズ・ニューヨーク司法長官が、 (link) RCIホスピタリティ・ホールディングスRICK.Oとエリック・ランガン最高経営責任者(CEO)を含む5人の重役を、2024年1月までの13年間にわたる贈収賄の疑いで起訴した2週間後のことである。
これらの被告は不正行為を否定している。プランケット被告の名前は、79件の起訴状から削除されていた。
たくさんの美しい女性」と被告は書いたとされる。
ジェームズは、6回の監査で有利な取り扱いをすることで、RCIが800万ドル以上の売上税を免れる手助けをしたとプランケット被告を訴えた。
この税金は、クラブがさまざまなサービスの対価として顧客に販売する社内通貨「ダンス・ダラー」にかかるものだった。
プランケットは、マイアミ地域にあるRCI所有のストリップクラブへの無料旅行を少なくとも13回受け、その中には1日あたり最高数千ドルのラップダンスが含まれていたとされる。
起訴状には、2022年2月23日にプランケットがRCIのコントローラーに送ったメールを含む、数十通のEメールとテキストメッセージが含まれていた。
「フロリダでの旅行は最高だった。「女の子たちはとてもきれいで素敵だった。木曜の夜にはたくさんの美しい女性がいた。だから、部屋に行く代わりにラップダンスを何度も踊ったんだ」。
起訴後、RCI株は下落
プランケットの最高刑期は25年である。
レッサーは起訴について言及を避けた。同氏によると、プランケットは保釈金を支払う必要はないが、パスポートは引き渡すとのこと。
マンハッタンのストリップ・クラブ、リックス・キャバレー、ビビッド・キャバレー、フープス・キャバレー・アンド・スポーツ・バーも起訴された。
ヒューストンに本社を置くRCIの株価は、起訴状が公表された2日間で25%下落した。月曜日までに、株価はその下落分の約半分を回復した。