[15日 ロイター] - 人工知能(AI)用データセンターを手がける米コアウィーブCRWV.Oは15日、売れ残ったクラウド容量を半導体大手エヌビディアNVDA.Oが買い取り保証する総額63億ドル相当の契約を締結したと発表した。
今回の契約は、両社が2023年4月に交わした取り決めに基づいて結ばれ、エヌビディアは32年4月までコアウィーブの顧客に販売されなかったクラウド容量を購入する義務を負う。
コアウィーブとしては、エヌビディアのクラウド事業のパートナーとしての地位が強化され、AI用データセンター需要が万が一減少した場合の「保険」を手に入れることになる。
バークレイズのアナリストチームは、コアウィーブがマイクロソフトとオープンAIという2大顧客以外のデータセンター需要を満たせるかどうか投資家が懸念していただけに、この契約はコアウィーブにとって好材料だと評価した。