
Johann M Cherian Shashwat Chauhan
[15日 ロイター] - グーグルを傘下に持つ米アルファベットGOOGL.Oの時価総額が15日、初めて3兆ドルを突破した。人工知能(AI)を巡り楽観的な見方が新たに高まっているほか、同社に有利となる裁判所の判断が引き続き材料視されている。nL6N3UP11K
アルファベットのクラスA株は3.8%高の250ドル、クラスC株は3.7%上昇の250.4ドルで、そろって最高値を更新した。
この日の上昇分を含め、今年に入ってから32%以上上昇し、「マグニフィセント7」銘柄の中で最も良好なパフォーマンスを示している。
他の企業では、米アップルAAPL.OとマイクロソフトMSFT.Oの時価総額が3兆ドルに到達。半導体大手エヌビディアNVDA.Oは4兆ドルの大台に乗せている。
Bokehキャピタル・パートナーズのキム・フォレスト最高投資責任者(CIO)は、ハイテク株が最近の上昇をけん引しているとし、「過去1年半、もしかしたら2年間でさえ、投資家がこれほど興奮した(セクターは)他になかった」と述べた。
アルファベットが含まれる通信サービス・サブセクター.SPLRCLは、今年に入ってから26%以上値を上げており、11の主要サブ指数の中で最もパフォーマンスの良いセクターとなっている。
LSEGがまとめたデータによると、アルファベット株の予想PER(株価収益率)はマグニフィセント7の中で最も低い23倍程度。5年間平均は22倍。