Joel Jose Akash Sriram
[ 9月11日 ロイター] - オラクルORCL.Nの株価は木曜日、前場でのAIを活用した記録的な急騰によって1兆ドルの大台に近づき、共同創業者のラリー・エリソン氏が世界一の富豪の座を射程圏内に収めた後、後退した。
数十億ドル規模のクラウド取引((link))に後押しされた企業向けソフトウェア・メーカーの目覚ましい上昇は、AI競争のリーダーになるために数十億ドルをつぎ込もうとしている企業によるコンピューティング・パワーの争奪戦にスポットライトを当てている。
オラクル株は水曜日に35.9%上昇した後、5%近く下落した。オラクルの時価評価額は、直近の終値で過去最高の9330億ドルにまで上昇したが、損失が続けば8900億ドル程度まで下落すると見られている。
エリソンの純資産は約3876億ドルで、テスラTSLA.Oのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の4375億ドルと比較すると、オラクル株の41%が主因となっている。
"買い手の疲弊 "がここにある。株トレーダー・ネットワークのチーフ・ストラテジスト、デニス・ディック氏は、「"ディップを買え "派が再び現れる可能性が高いと思う。
「ガイダンスがあまりにすごかったので、この話が終わったとは考えにくい。
LSEGのデータによると、オラクルの株価は312.44ドルで、目標株価の中央値342ドルより約9%低い。
(link) ウォール・ストリート・ジャーナル紙も水曜日に、オープンAIがオラクルと3000億ドル規模の契約を結んだと報じた。
オラクルの株価は今年2倍近くに上昇し、S&P500種株価指数.SPXの上位にランクインした。
オラクルの株価は、クラウド・サービスを提供する同業他社に比べて割高で取引されている。12ヶ月先株価収益倍率は45.3倍で、アマゾンの31.3倍、マイクロソフトの31倍と比較している。