[ 9月9日 ロイター] - ネビウス・グループNBIS.Oの株価は火曜日、投資家がマイクロソフトMSFT.Oに5年間で174億ドルのAIインフラを供給する契約を歓呼し、50%近く急騰して95.7ドルと なった。
この提携は、人工知能データセンターに対する需要がかつてないほど急増している中で実現したもので、企業がより高度なジェネレーティブAI技術を構築するための競争を加速させている。
今年2倍以上になったネビウスの株価は、プレマーケット取引で49.5% 上昇し、ライバルのコアウィーブの株価は6.3%上昇した。
ネビウス社の時価総額は153億ドルで、このまま上昇が続けば約77億 ドルとなる。
DAダビッドソンのアナリスト、アレクサンダー・プラットは、「我々は、ネビウスが今後グリーンフィールドの機会を得てデータセンターのキャパシティを増強し続けることで、他のハイパースケーラーやフロンティアAIラボなど、他の著名な顧客を獲得する準備が整っていると引き続き考えている」と述べた。
マイクロソフトは、顧客ニーズの急増によるAIクラウドインフラの不足を繰り返し指摘し、そのギャップを埋めるためにサードパーティプロバイダーに目を向けてきた。
この技術大手はコアウィーブCRWV.Oと同様の数十億ドル規模の契約を結んでおり、コアウィーブはAIコンピューティング・リソースに関してオープンAIとも実質的な契約を結んでいる。
Nebiusの中核事業は、Nvidia NVDA.O のコンピューティング上に構築されたフルスタックのAIクラウドサービスを顧客に提供することで、AI開発者にモデルの構築と実行に必要なソフトウェアとハードウェアのツールとサービスを提供することである。