[ 9月8日 ロイター] - (link) 英国の不動産投資信託PRSリートPRSR.Lは月曜日、米国のプライベート・エクイティ会社KKRKKR.Nが正式な売却プロセスに参加したと発表した。
英国の正式な売却プロセスでは、KKRは直ちに公募を行うことなく、利害関係者としてPRS REITにアプローチすることができる。PRS REITは、KKRからの入札はまだ受けていないと述べた。
KKRは月曜日、PRSに対して正式な提案を行う必要があるような株式取引は把握していないと述べた。
PRSリート株は月曜日に8.8%上昇し106.6ペンスとなり、FTSE中型株指数.FTMCのトップ・パフォーマーとなった。
英国のバリュエーション低下は、英国の資産を米国企業にとってより魅力的なものにしており、英国上場の不動産投資信託は、不透明な経済背景の中でバルクアップを目指す買い手から関心を集めている。
KKRは2025年に、Spectris (link) SXS.Lに対する64億ドルの買収提案や、Primary Health Properties (link) PHP.Lの買収失敗など、英国上場企業に対していくつかの買収提案を行っている。
PRSリートは月曜日に、ロングハーバーが6億3160万ポンド((8億5400万ドル))、6月に受けた買収提案を撤回しなかったと発表した。
PRSは、民間賃貸セクターの家族向け住宅を中心に事業を展開しているが、昨年10月に始まった戦略的見直しの後、会長を含む2人の取締役を交代させた後、正式な売却プロセスを開始した。
(1ドル=0.7394ポンド)