Sneha S K Siddhi Mahatole
[ 8月27日 ロイター] - バイオエクセル・セラピューティクスBTAI.Oは水曜日、双極性障害や統合失調症の患者を対象とした後期試験で成功したことを受け、来年早々にも家庭での興奮薬の使用について拡大承認を求める予定であると発表した。
BXCL501またはデクスメデトミジンという薬剤は、先行治療を受けているにもかかわらず興奮エピソードを持つ200人以上の患者を対象とした試験において、良好な忍容性を示した。
この薬剤の経口溶解フィルムは、米国ではIgalmiとして販売されており、統合失調症または双極性障害に関連した興奮を、医師の監督下で治療する。
自宅での早期介入により、症状の悪化を防ぎ、救急外来への受診を減らすことができる、とヴィマル・メータCEOは述べた。BioXcel社は、この薬の承認と発売に向けて、パートナーシップやロイヤリティ契約を検討している、と同氏は述べた。
同社の株価は20%下落したが、アナリストは試験データとは関係ないと述べた。BioXcel社が試験データを報告する予定だと発表して以来、株価は今月2倍以上に値上がりしている。
みずほ証券のアナリスト、グレイグ・スバンナヴェジ氏は、「今日の株価下落は、単にニュースによる売りを反映したものに過ぎない」と述べ、同社は6月30日現在、手元資金が1860万ドルという不安定な財務状況にあると付け加えた。
アナリストたちは、家庭で利用できる他の治療法がないため、承認されればより多くの患者にこの薬が行き渡ると期待している。
研究の一環として、自宅で一人または介護者とともに生活している患者に、120マイクログラムの薬剤またはプラセボを自己投与した。
Rx証券アナリストのサミール・デヴァーニ氏は、「12週間の反復投与により、症状の改善と有害事象の減少が認められた。
BXCL501は、一部の神経疾患患者によくみられる、身体的・精神的な不安や過剰な運動活動を引き起こす症状である興奮などのストレス関連行動を軽減する脳内受容体を標的とする。