[ 8月22日 ロイター] - オーストラリアのジップZIP.AXの株価は、バイ・ナウ・ペイ・レイター(BNPL) の年間収益が増加し、米国でのセカンダリー上場計画を発表したことで、金曜日に25%以上急騰し、3年以上ぶりの高値をつけた。
同社の6月30日に終了した年度の税引前・減価償却前現金利益(EBTDA) は1億7,030万豪ドル(1億938万豪ドル) と、ビジブル・アルファのコンセンサス予想1億6,000万豪ドルを2倍以上上回った。
この増益は、主に非裁量項目への支出に牽引され、総取引高(TTV) が41.6%増となった米国事業の好調な業績を背景にしたものである。
同社の正味不良債権はTTVの1.5%で、昨年の1.7%から減少した。
ジップは、2026年度には米国のTTVが35%以上成長すると予想している。シティのアナリストによると、これはオーストラリアにおける6%の収益成長という前提とともに、今期の現金EBTDAが2億3,000万豪ドルになることを意味し、コンセンサス予想の2億1,580万豪ドルを上回るという。
同社はまた、オーストラリアでの上場を維持しながら、ナスダックへの上場を検討していると述べた。
「二重上場は、ジップの米国における重要な成長機会をサポートすることが期待される。(、現在、事業部の現金収益の80%以上を占めている。) 」とジップは声明で述べ、米国の投資家からの関心が高まっていると付け加えた。
ジップ株はGMT 0102までに25.6%も急騰し、3.920豪ドルと2022年1月初旬以来の高値をつけた。同株はまた、0.3%下落したASX200ベンチマーク指数.AXJOの中で最も良いパフォーマンスだった。
ジップ株は、個人消費の減少、金利上昇、規制当局の監視強化によりBNPL株への信頼が失墜した2023年末以降、6倍以上に値上がりしている。
(1ドル=1.5569豪ドル)