[ 8月21日 ロイター] - ジェームス・ハーディのオーストラリア上場株JHX.AXは、北米市場の低迷を理由に2026年の業績をアナリスト予想を下回ると予想したため、木曜日に9%以上下落し、この2日間で過去最大の下げを記録した。
株価は過去2日間で35%近く下落し28.98豪ドルとなり、時価総額で約90億豪ドル((57.8億ドル))を失った。これは、オーストラリア上場企業が目標を達成できないことに対する投資家の不満を示すものだ。
売りが始まったのは水曜日で、二重上場企業が2026年度の調整後営業利益を (link)、10.5億~11.5億ドルと予想し、ビジブル・アルファのコンセンサス予想12.3億ドルを下回ったためだ。
予想レンジの中間値は、2025年度に同社が稼いだ11億ドルをかろうじて上回る程度だった。
ダブリンに本社を置くジェームス・ハーディー社は、最大の市場である北米の景気減速に悩まされている。夏場の一戸建て建設活動が予想以上に低調だったため、補修・リフォーム工事の需要が悪化した。
同社の第1四半期の北米ファイバーセメント売上高は12%減の6億4180万ドル、調整後の純利益は前年同期の1億7760万ドルから1億2690万ドルに減少した。
(link)、借入コストの上昇と在庫水準の上昇により、米国の新築一戸建て住宅販売が低迷する中、株価は今年に入ってから42.2%下落し、ほぼ半値となった。
マッコーリーのアナリストは、メモの中でジェームス・ハーディーのバランスシートの伸びを指摘し、51億ドルの借入金が財務を圧迫する中、自社株買いプログラムの持続可能性に疑問を呈した。
しかし、ジャーデンは、ジェームス・ハーディーは建設業者、販売業者、請負業者との関係を考えると、回復するはずだと述べ、また、潜在的な金利の低下と米国の建設市場の回復を強調した。
一方、CSL CSL.AXの株価は、 (link)、水曜までの2セッションで20%近く下落した。バイオテクノロジー企業が血漿部門の重要な利益率回復目標を破棄したためで、ジェームズ・ハーディーと同様、オーストラリアの投資家を失望させる業績関連の後退となった。
(1ドル=1.5574豪ドル)