Neil J Kanatt
[ 8月20日 ロイター] - TJXコスTJX.Nは水曜日、年間利益予想を上方修正し、衣料品と家庭用品の オフプライス小売店における需要の回復に賭けた。
同社は また、第2四半期の売上高と利益の予想を上回った。これは、トランプ政権の関税が今後価格にどのような影響を与えるかという 不確定要素を回避するため 、節約志向の買い物客が ディスカウントストアに集まった ためだ。
「エマーケターのアナリスト、スージー・ダビドカニアン氏は、「驚きと喜びと価値を融合させた宝探しショッピングモデルは、トラフィックを好調に保ち続け、消費者をブランドに引き込んだ。
「最も近い同業他社である百貨店がマージンプレッシャーや店舗閉鎖に直面し続けている中、TJXはマージンを改善し、店舗数を増やし続け、混迷する経済情勢の中で健全な地位を固めている。
アナリストはまた 、 (link) 、TJX傘下のTJマックス、ロス・ストアーズROST.O、バーリントン・ストアーズBURL.Nなどのオフプライス小売業者は、その広範な調達戦略により、当面は中国の関税による直接的な打撃を避けることができると述べている。
TJXは 水曜日に 、在庫をダイナミックに補充することができる広大な調達戦略のおかげで、現在の米国の輸入関税が今年いっぱい残っていたとしても、コスト圧力を相殺することができると述べた。
「(TJX) 在庫を増やす能力は、消費者が減速し、今年に入りやや後退する中で常に強化されてきた」と、同社株に投資しているノースウェスタン・ミューチュアル・ウェルス・マネジメントの株式チーフ・ポートフォリオ・マネージャー、マット・スタッキー氏は語った。
TJXの 2026年度の一株当たり利益は、従来の4.34ドルから4.43ドルに対し、4.52ドルから4.57ドルになると予想している。
既存店売上高は、従来予想の 2%から3%増に対し 、3%増を 予想。
LSEGがまとめたデータによると、8月2日に 終了した四半期の純売上高は144億ドルで、予想の141億3000万ドルを上回り、一株当たり利益は1.10ドルで予想の1.01ドルを上回った。
TJXの四半期マージンは0.3ベーシスポイント上昇し、30.7%となった。