Savyata Mishra
[ 8月20日 ロイター] - ロウズ・コスLOW.Nは2日、内装建材販売会社のファウンデーション・ビルディング・マテリアルズを約88億ドルで買収することで合意したと発表した。
同社はまた、 年間売上高予想を上方修正 し、第2四半期の利益予想を上回った。
ロウズとライバルのホーム・デポHD.Nは、日曜大工カテゴリーの需要が低迷する中、2500億ドル規模の専門業者市場での存在感を高めるため、取引に目を向けている。ロウズのDIY売上は年間売上の約70%を占めている。
J.P.モルガンのアナリスト、クリストファー・ホーヴァース氏は、「プロ向け販売業者市場における買収の緊急性は明らかに高まっており、競争が過熱するにつれて焦点になると思われる」とメモに書いている。
ロウズは4月にアーティザン・デザインを13.3億ドルで買収し、ホーム・デポは6月下旬に専門建築資材販売会社GMSGMS.Nを約43億ドルで買収することを決定した。
カリフォルニアに本社を置くFoundation Building Materials社は、ドライウォール、金属フレーム、天井、ドア、金物などの建築資材を、米国とカナダの370以上の拠点を通じて、約4万人の専門顧客に供給している。
「FBMのスケーラブルでマルチ・トレードな流通プラットフォームと強力なリーダーシップは、最近買収したADG(Artisan Design) と相まって、当社のプロ向け商品を大幅に強化する」と、ロウズのマービン・エリソン最高経営責任者(CEO)は述べた。
その前日、ホーム・デポは年間見通しを据え置いた。 (link)、下期も小規模なメンテナンス・プロジェクトへの支出や専門業者からの需要が続くとみている。
ロウズは、短期および長期の負債を組み合わせてこの買収資金を調達する予定である。この買収は、一定の規制当局の承認を条件として、2025年第4四半期に完了する予定である。
年間総売上高は、事前の予想835億ドルから845億ドルに対し、845億ドルから855億ドルを見込んでいる。
LSEGがまとめたデータによると、同四半期の調整後の1株当たり利益は4.33ドルで、予想の4.24ドルを上回った。