Savyata Mishra
[19日 ロイター] - 米ホームセンター大手ホーム・デポHD.Nが19日発表した第2・四半期決算(8月3日終了)は、純売上高および1株利益が予想を下回る一方、通期見通しは従来予想を据え置いた。同社は、住宅所有者が大規模なリノベーションへの支出を控えるため、自ら家の改修などを行う「DIY(Do It Yourself)」に注力していることを背景に、需要が今年後半も堅調に推移するとみている。
第2・四半期の純売上高は452億8000万ドル。調整後の1株当たり利益は4.68ドル。LSEGがまとめたアナリスト予想の453億6000万ドル、4.71ドルをともに下回った。
2025年通期については、総売上高が約2.8%増、1株当たりの調整後利益率は前年比2%減との見通しを維持した。
一方、米国における既存店売上高は前年同期比1.4%増加し、3四半期連続の成長となった。アナリストらは、7月の需要拡大は春の到来が遅かったことによる需要のずれ込みが影響との見方を示した。
ホーム・デポは5月、関税措置が導入される中でも、現行の価格水準を維持する意向を表明。今後もこれを継続するとした。nL6N3RS0OQ
ただ、5月に予想していたよりも高い関税率に直面している輸入品の一部について、わずかな値上げが予想されると指摘。リチャード・マクファイル最高財務責任者(CFO)は「予想通り、一部のカテゴリーで小幅な値上げがあるだろうが、広範囲にわたるものにはならない」と述べた。
ホーム・デポの株価は午後の取引で約3%上昇している。