
Vallari Srivastava David French
[ 8月19日 ロイター] - ブラックヒルズBKH.NとノースウェスタンエナジーNWE.Oは火曜日、両社が合併し、154億ドルの規制下にある電気・天然ガス事業会社を設立すると発表した。
米国の電力会社は、電力消費量が記録的な水準に 急増する中、電力増強を競っている。 (link)、人工 知能や暗号通貨をサポートする エネルギー消費の多いデータ センターや、 住宅や商業施設での使用量の増加が原動力となっている。
「統合された会社は、サービス地域全体の顧客に一貫したサービスを提供し、今日のエネルギー変革が求めるペースと規模で投資するための、より大きな規模と財務力を持つことになる」と、ブラックヒルズのリン・エヴァンスCEOは述べた。
投資家向けプレゼンテーションによると、合併初年度の1株当たり利益は増加し、長期的なEPS成長率は5%から7%となり、両社が以前予想していた4%から6%を上回るという。
両社は2029年までに74億ドルを新たな設備投資に費やす予定だったが、合併によってさらなる成長機会がもたらされるとしている。
全株式取引により 、ノースウェスタン社の株主は、保有するブラックヒルズ社の株式1株につき0.98株を受け取る。この1株当たりの価値は59.14ドルで、ロイターの計算によると、ノースウェスタン社の 株式価値は36億ドルとなる。
両社の株主はこのニュースを歓迎した。 ノースウェスタン株は午後早くの取引で 6.3% 上昇して58.39ドル、ブラックヒルズ株は1.1%上昇した。
「シーバート・ウィリアムズ・シャンク社のアナリスト、クリス・エリングハウス氏は 、「これは興味深い合併だ。「成長率が100ベーシスポイント上昇すること で、両銘柄のバリュエーションは 非常に安くなる はずだ。
より大きなバランスシートは、両社が持つ成長機会への資金供給に役立つ、とエリングハウス氏は付け加えた。
ブラックヒルズの株主は、サウスダコタ州ラピッドシティに本社を 置き、 ノースウェスタン社のブライアン・バードCEOが経営する 統合会社の株式の約56%を所有することになる。
同社の事業拠点は 中西部とロッキー山脈の8州にまたがり、210万人の顧客にサービスを提供する。