
Siddhi Mahatole
[ 8月19日 ロイター] - バイキング・セラピューティクスVKTX.Oは火曜日、同社の実験的な減量薬が中間段階の試験で患者の体重を12.2%減らすのに役立ったと発表した。
肥満および過体重の成人を対象とした280人規模の試験で、バイキング社の医薬品VK2735の最高用量120ミリグラムを投与された患者は、13週間で平均12.2%の体重減少を示したのに対し、プラセボを投与された患者は10.9%であった。
しかし、VK2735を投与された患者の約20%が副作用(主に嘔吐や吐き気などの胃腸障害)により試験から脱落したのに対し、プラセボ投与群では13%であった。
バイキング社のブライアン・リアン最高経営責任者(CEO)は、副作用を抑えるため、今後の試験では2週間ごとではなく4週間ごとに増量することを検討すると述べた。
経口減量 薬は、注射を嫌がる患者へのアクセスを広げ、現在ノボ・ノルディスクNOVOb.COのウェゴビーとイーライ・リリーLLY.Nのゼップバウンドが独占している1500億ドル 市場と予測される市場に参入するのに役立つと期待されている。
しかし、これまでのところ、経口剤はこれらの医薬品をめぐる厳しい競争において注射剤を上回ることができなかった。
アナリストたちは、バイキングの薬が初期段階の試験で 平均8.2%の体重 減少を 示した ことに続き、10%から 15%の体重減少に役立つと 予想した (link)。
J.P.モルガンのアナリスト、ハーディク・パリクは、薬剤のプロフィールは初期の臨床試験には及ばないとしながらも、副作用は用量の調整で対処可能かもしれず、特にプラセボ群での中止率の高さを考慮すれば、と述べた。
バイキングの株価は、肥満治療薬に対する楽観的な見方から、月曜日の終値まで今年4.6%上昇していた。
8月上旬、リリーの実験的な日用ピル、オルフォグリプロンが、72週間にわたる後期試験で12.4%の体重減少を示した (link)。このニュースは、その日の同社の市場価値から1,000億ドル以上を消し去った。
これとは別に、ノボ社の経口セマグルチドは68週間にわたる試験で15%の体重減少((link))を示した。両社とも来年までに経口薬を発売する予定である。