Summer Zhen
[香港 15日 ロイター] - 米ヘッジファンド大手ブリッジウォーター・アソシエーツは、米中間の貿易戦争がエスカレートする中、第2・四半期に米国上場の中国株を全て売却した。
13日付の米規制当局宛て提出書類を基にロイターが計算したところ、ブリッジウォーターは中国株約16銘柄と2つの中国特化型上場投資信託(ETF)の保有分を全て売却し、その総額は15億ドル近くに上った。
香港上場株や中国本土のA株など、米国外の中国株は含まれていない。
ブリッジウォーターからはコメントを得られていない。
第2・四半期に売却されたのは電子商取引大手アリババ9988.HKBABA.Kの570万株、京東集団(JDドットコム)JD.Oの280万株、検索エンジン大手・百度(バイドゥ)BIDU.Oの200万株など。
富豪レイ・ダリオ氏が約50年前に設立したブリッジウォーターは、中国に長年積極的に投資してきたことで知られる。