Rashika Singh
[ 8月13日 ロイター] - コアウィーブCRWV.Oの株価は、Nvidiaの支援を受けている同社が予想以上の損失を計上し、AI需要が旺盛な中でコストを抑制する能力に疑念が生じたため、水曜日に11%下落した。
このAIインフラ企業の 第2四半期の営業費用は約11.9億ドルと4倍に跳ね上がり、急速な収益成長と財務上の負担増との緊張関係が浮き彫りになった。
アナリストたちは、コアウィーブが特定の顧客に過度に依存していることや、赤字の拡大、多額の資金需要、債務カバレッジの悪化により、利益を上げながら成長する能力に懐疑的になっている。
同社の大口顧客のひとつであるオープンAIは、チャットGPTサービスを構築するために、 (link)、コンピュート容量の追加契約を結んでいる。
D.A.デビッドソンのアナリストは、「コアウィーブは現在、すべての負債保有者、特に株式保有者に支払うのに十分な利益を生み出していない」と述べた。
3月に上場した同社は、昨年の時点で約80億ドルの負債を抱えており、 (link) 、 IPO資金の約10億ドルを負債の返済に充てるとしていた 。
コアウィーブのロックアップ期間が木曜日に終了するため、アナリストは、同社内部関係者が株式公開以来初めて株式を売却することが許可されるため、株価は不安定な状態が続くと予想している。
(ドイツ銀行のアナリストは、「当初の株価の動きは、)、新たなファンダメンタルズ上の懸念というよりも、今週末のロックアップ期限切れへの期待に関連している可能性が高い」と述べた。
コアウィーブは米国と欧州で33のAIデータセンターを運営しており、大規模なAIモデルのトレーニングや実行に高い人気を誇るNvidiaのGPUへのアクセスを提供している。
ハーグリーブス・ランズダウンのマネー&マーケット部門責任者であるスザンナ・ストリーターは、「人工知能サービスの需要を下支えするために、先手を打って十分なキャパシティを確保しようとするのは、お金のかかるビジネスです」と語った。
AIインフラへの需要が急増したことで、同社は四半期収益予想を上回った。株価は3月のIPO以来、約3倍に跳ね上がった。