[ 8月7日 ロイター] - 医薬品メーカーのヴィアトリスVTRS.Oは木曜日、中国での製品需要に助けられ、第2四半期の利益と収益についてウォール街の予想を上回り、同社株は取引開始早々に5%近く上昇した。
ペンシルベニア州キャノンズバーグを拠点とする同社は、2020年にマイランとファイザーのPFE.Nアップジョン事業が合併して設立され、勃起不全治療薬バイアグラ、抗不安薬ザナックス、てんかん治療薬リリカ、関節炎治療薬セレブレックスなど、ジェネリック医薬品と主要ブランド医薬品をポートフォリオに持つ。
スコット・スミス最高経営責任者(CEO)は、「第2四半期は好調な業績を達成し、2025年の主要な戦略的優先課題に対して意義ある前進を続けている」と述べた。
LSEGがまとめたデータによると、四半期の売上高は6%減の35億8000万ドルだったが、アナリスト予想の34億7000万ドルを上回った。
これは、米国食品医薬品局((link))が、インドのインドールにあるヴィアトリスの施設で製造された一部の製品について、連邦政府の要件に違反したとして輸入制限をかけたことが影響した。
J.P.モルガンのアナリスト、クリス・ショットは、「この規制は予想以上の影響をもたらし、解決には時間がかかるだろう」と述べた。
この影響を除くと、分割調整後の営業総収入は前年同期比で3%増加したという。
同社のジェネリック医薬品部門の売上高は、インドール施設における制限や喘息治療薬Wixelaが直面する競争にも影響された。
同社は、6月30日に終了した四半期の調整後1株当たり利益を、予想56セントに対し62セントと発表した。
年間利益予想は1株当たり2.16ドルから2.30ドルの範囲と再確認した。アナリストは2025年の利益を1株当たり2.21ドルと予想している。