[ 8月6日 ロイター] - CFインダストリーズCF.Nは2日、第2四半期の利益が予想を下回り、コスト増が肥料会社の重荷となり、株価は4.3%下落した。
同社の四半期売上原価は、天然ガス代の上昇で前年同期比約27%増の11億4000万ドルであった。
窒素肥料の主要原料である米国の天然ガス価格NGC1は、エネルギーを大量に消費するデータセンターを背景に電力需要が急増し、肥料メーカーの生産コストが上昇したため、第2四半期に上昇した。
LSEGがまとめたデータによると、イリノイ州ノースブルックに本社を置く同社は、6月30日に終了した3ヶ月間において、アナリストの平均予想2.54ドルに対し、1株当たり2.35ドルの調整後利益を計上した。
大豆、小麦、トウモロコシなどの農作物価格は、供給過剰と需要減退のため、ここ数四半期下落を続けており、農家は肥料への支出を削減せざるを得ず、CFインダストリーズなどの企業に影響を与えている。
同業のモザイク (link) MOS.Nも火曜日、第2四半期の利益予想を下回った。コスト増が、カリ価格の上昇とブラジルでの堅調な販売による利益を上回ったため。
CFインダストリーズの普通株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比約8%減の3億8600万ドルだった。
この決算は、ドナルド・トランプ米大統領がほとんどの輸入品に大幅な関税を課したことで、農薬業界は需要の低下と農家の支出抑制が予想され、その影響を受ける可能性に備えている時に発表された。