[ 8月6日 ロイター] - ニューヨーク・タイムズNYT.Nは水曜日、第3四半期の購読料収入の伸びをウォール街の予想を上回ると予想した。
ニュースやワイヤカッター、スポーツサイト「アスレチック」、ワードルなどのゲームを組み合わせることで、購読者のエンゲージメントを高め、収益源を多様化するのが狙いだ。
同社は、第2四半期にデジタル版のみの購読者を23万人純増させ、ビジブル・アルファ社の予想21万5800人を上回ったため、株価は市場前の取引で約5%上昇した。
デジタル版のみの購読者総数1130万人のうち、約602万人がバンドル版と複数商品の購読者である。全体では1,188万人である。
忙しいニュースサイクルの中、NYTは「The Daily」や「The Ezra Klein Show」などの人気ポッドキャストや、「The Morning」や「DealBook」などのニュースレターも顧客を惹きつけている。
この結果は、タイムズが5月にアマゾンAMZN.Oと結んだ複数年契約((link))に続くもので、生成AI技術に焦点を当てた初のライセンス契約となる。
LSEGがまとめたデータによると、アナリストの平均予想7.3%増に対し、出版社は8%から10%の購読料収入の伸びを見込んでいる。
第2四半期のデジタル版のみのユーザー一人当たりの平均売上高は3.2%増の9.64ドルで、ビジブル・アルファ社の予想9.49ドルを上回った。
売上高は9.7%増の6億8590万ドルで、LSEG集計の予想6億7070万ドルを上回り、調整後の1株当たり利益も58セントで予想の50セントを上回った。
デジタル広告収入は、好調なマーケティング費用に牽引され、18.7%増の9,440万ドル、2022年に買収したThe Athleticからの収入は33.4%増の5,410万ドル。