[5日 ロイター] - 米新興電気自動車(EV)メーカー、ルーシッド・グループLCID.Oが5日発表した第2・四半期決算は、売上高が2億5940万ドルとなり、LSEGがまとめたアナリスト予想平均の2億7990万ドルを下回った。
調整後1株損益は0.24ドルの赤字で、赤字幅はアナリスト予想(0.21ドル)より大きかった。
同社は年間生産見通しを従来予想の2万台から1万8000─2万台に下方修正した。消費者が大きな支出を抑制する中、米国の貿易摩擦が一部の自動車メーカーの見通しに暗雲を投げかけている。また米EV市場での競争も激しくなっている。
同社株価はこの日の時間外取引で10%超下落した。
ルーシッドは先月、収益源の多様化を図るために米配車大手ウーバー・テクノロジーズUBER.Nと提携した。2026年から6年間にわたってウーバーはルーシッドのSUV(スポーツタイプ多目的車)「グラビティ」2万台余りを調達して配備する。この車両には米新興企業ニューロの自動運転技術が搭載される。
この取引の一環として、ウーバーは自動運転タクシー事業の展開に向けてルーシッドに3億ドルを投資する。