[ 8月5日 ロイター] - インターナショナル・フレーバー・アンド・フレグランスIFF.Nは火曜日、需要の回復、価格の上昇、より利益率の高い事業へのシフトに牽引され、第2四半期の収益と利益でウォール街の予想を上回った。
同社は、食品と美容市場の一部で需要が低迷し、顧客がより少ない在庫を保有せざるを得なくなったため、ポートフォリオを合理化した。
今年初めにファーマ・ソリューションズ事業を売却した同社は火曜日、大豆粉砕・濃縮・レシチン部門を米国の穀物トレーダー兼加工業者のBunge Global BG.Nに売却すると発表した。
IFFは金銭的な条件は明らかにしなかったが、2024年にこの事業が約2億4,000万ドルの収益を生み出すと述べた。
LSEGがまとめたデータによると、同社の6月30日に終了した四半期の純売上高は27.6億ドルで、予想の27.0億ドルを上回った。調整後の利益は1株当たり1.15ドルで、予想の1.12ドルを上回った。
関税引き上げによる価格上昇を回避しようとするパッケージ食品や美容関連企業の先行購入も、IFFの売上高を押し上げた。
IFFのエリック・フィルワルドCEOは、「経営環境が厳しさを増すなかでも、今年初めに説明した2025年に向けたコミットメントを達成するめどは立っている」と述べた。
IFFの株価は5%近く上昇した。IFFの株価は今年に入ってから約16%下落している。
ニューヨーク本社の同社は、年間売上高と調整後中核利益の目標を維持した。
同社はまた、総額5億ドルの新たな自社株買いプログラムを承認したと発表した。